年商2億円で注意することとは?

質問の内容と背景

売上高が2億円台で止まってしまう会社が多くあります。
3億円の壁がなかなか越えられないのです。
2億円で止まってしまう会社の特徴をお話ししながら、
どこをどのように気を付けて経営したら3億の壁を破れるかを
ご説明します。

論点整理

売り上げ2億円は社長の営業力がすごければそれだけでいける領域です。
しかし一般にはそんなにすごい営業力の社長はあまりいないので社長だけでは
いいところ1億円であとは営業員や営業構造、広告宣伝をかけて売り上げを増やせるか
です。ここで大事なことを3点に分けて論じます。

1、営業投資ができるかどうか?
2、商品とその意説明をわかりやすくできるか?
3、社員を育てられるか?

以下順を追って説明します。

1、営業投資ができるか?:社長が一人でできる状況を変革できるかがポイントです。
社員を雇えばなかなか力を発揮していただけないので費用対効果がマイナスになったり、
広告宣伝をしてもなかなかうまくいきません。なぜなら投資する勇気がないからです。
ここを乗り切るには社長一人で何とかするという覚悟から社員を使ったり、投資をして
リスクを取ながら企業拡大をするという意識にならなければいけません。
「拡大のために投資できるか」が最大のポイントです。

2、商品とその説明をわかりやすくできるか?:投資判断をして大きくなろうとすると、
社員が売れる状態を作らなければいけません。社員の能力は社長の10分の1程度だと
覚悟しなければいけません。それで費用対効果が出せるには「わかりやすい商品と
社員でも説得力を持って説明できる道具」を作る必要があります。
広告宣伝をするにしてもそうです。わかりやすくて説得力のある説明文が必要です。
それらが整って初めて投資効果が出せて売り上げ拡大が可能になります。

3、社員を育てられるか?:多くの社長は自分が営業に飛び歩いていますので、
社員に向き合っていません。それが社員に責任権限を委譲して、
多くの作業を社員にやっていただこうとするなら社長が社員を育てる必要があります。
社長による課長業です。
本来は課長さんがやるべき仕事を社長がやるのです。
実はこれができないために社員を育てられず「社長以外はみんな平」の状態を
抜け出せません。
同行しないまでも社員の行動を逐一報告させながらポイントを押さえた指導をする必要があります。

展開内容

売り上げが1億円から3億円までの会社では
組織づくりに関しては「社長の権限移譲」が大事です。
社長が実務を社員の能力や顔色を見ながら何を誰に委譲していくか
を決めて委譲していく必要があります。
そこで問題です。
委譲する場合にどのように委譲していきますか?

A:自分がやってはいけない簡単な仕事から分離してできそうな社員に任せていく。

B:生命線の営業を任せられそうな人を採用してその人を鍛えながら徐々に
営業を社員でできるように体制を作っていく


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答え


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答えはAです。
実はこの段階では社長が課長業を学ばなければいけない段階です。
社員に自分の仕事を委譲しながら社員を育てていくのです。
本来課長さんがやるべき仕事を社長がやるのです。
それをマスターしてからでなければ営業員でできる人を採用しても
それを育てて右腕に育てられません。
人を育てられるようになるには相手の力量ややる気スイッチをどう入れるかを
一人一人に応じて対応できなければいけません。
実は1億円から3億円で社長がやるべき最大の仕事が課長業です。
それができて権限委譲がうまくできれば係長が育てられて
3億円を支えられる体制ができます。

今日からできる実践

自分がやってはいけない仕事の切り出し

本来は社長は実務をやってはいけません。
しかし組織的に社員にいい仕事をしていただくために
どの様な役割分担で仕事を区分して担当していただくかを決めるために
仕事をするのは仕方ありませんが、実務を自らやっていたらいつまでたっても
組織は作れません。
最終的には全部社員にやってもらう絵をかくにしてもまずはどこを切り出して、
その仕事を担当者で自己完結できるように目標を持って仕事ができるように切り出す
必要があります。
業務をプロセスに細分化してまとまった形で切り出しましょう。
その際誰が適任かを考えながら意欲を持ってやっていただける担当者を選別しましょう。

課長業の訓練を行う

課長は部下を技術的に一人前に育てられる人です。
実務のツボを押さえており担当者の技量を把握しながら
目標や課題を共有しながらアドバイスしながら勇気づけして
一人前に育てていける人です。
そのためには実務の内容を客観的に見られて説明し、
理解させられて、実際の仕事を見ながらどこがどうまずくて、
どうすればよくなるかを指摘してその場で変えられる技能がいります。
これが出来なければ人は育てられません。
このコツを押さえて課長を社長自らが育てられるようになりましょう。
それが3億円から5億円の課題です。