商品開発やコンピューター、AI等将来に備えて一定額を投資に充てることが必要だと思うのですが、考え方の方の法則があったら教えてください。
質問の内容と背景
この質問は投資に関する考え方を聞かれた問題です。中小企業では大企業と違い経営が逼迫している会社が多くて投資に関してなかなか一定額を積み立てていくという発想にはなりませんが、その経営者はどう考えても一定額の安定した積み立てが必要だと考えて聞かれました。今回は投資に関する考え方を示します。

どう考えるか?
まず投資の位置づけです。これは将来の安定を求めてのお金の使い方ですので、利益分配の1項目とします。そして利益分配の必要項目とそれらの配分割合を如何するかといった感じで考えます。この点に関して松下幸之助さんは4分法を唱えておられます。利益は内部留保、社員への還元、配当、そして投資へと4分の1ずつ振り向けよ。という考え方です。これはわかりやすいので基本として押えておくと良いでしょう。しかし経営は経営者の考え方で行うものですので、その時の状況や経営者の性格で比率を決めていけば良いでしょう。
如何するか?
経営はその時の状況に応じて傾斜配分をしながら多少無理をしながら成長していくのが正しいと考えます。ですからそのステージで何を優先すべきかであるべき論を決めてそれに付け加えて経営者の性格を加味すれば良いのです。なぜならビビリの人が過剰投資をすれば平常心を失ってしまうからです。自分の胸に手を当ててしっくりくる割合や額で決めれば良いのです。ただし基本は押えておく必要が有りますので、利益分配であるということと利益分配で必要な基本項目を定めてその中での配分を如何するかという視点で決めていけば良いのだと思います。
注意事項とは?
投資は基本的にはなかなか効果が見込めませんので、考え方として「捨てられる額」と考えれば良いでしょう。これは失っても良い額で経営に悪影響を与えない額です。それは経営者の考え方や性格で異なりますのでご自分のことをよく見極めながら決めると良いでしょう。自分に忠実に経営しましょう!
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https://nagayama-kakushin-leaders.com/lp/businessmodel/
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