経営理念をなぜMVP(ミッション、ビジョン、フィロソフィー)で示すのですか?

質問の内容と背景

絆経営では経営理念は経営における最重要項目に位置づけておりそれを
ミッション、ビジョン、フィロソフィーの3つで示すようにしています。

今回の質問は経営理念をそのような体系で示しているケースは少ないので
なぜそのように整理するかを問われた問題です。

経営理念は会社の憲法になりますのでどのような内容であるべきかが実に大切な問題です。
今回はその内容を整理します。

経営理念をMVP(ミッション、ビジョン、フィロソフィー)で示す理由とは?

経営理念が最重要な理由とは?

経営は経営者を中心とした全社員の心のあり方で決まります。
ですから如何なる心で経営するかが重要です。
これは社風に顕れますので如何に社風を作るかですがそれが経営理念です。

松下幸之助さんは「経営成功の最短距離」という話で
経営成功の最短距離は経営者が自らの人生の目的に当たる経営理念を心に秘められて
「このためなら死ねる」という心境になれることだといっておられます。
つまり経営者のミッションを定められるかどうかです。

私はあくまでこれにこだわります。そしてそれを心に秘めて頂き確信を持って頂くために
ミッションリーデイングを行いご自分の人生の目的をエニアグラムを用いてその番号の本質から実際の人生を
全て肯定できるストーリーを描いて頂き心から納得して頂いております。

経営理念は経営者の人生そのものの目的に直結していることで全責任を負う経営者がぶれることなく心置きなく
人生を賭けてて戦える状況が出来るのです。

MVPの体系でまとめるわけとは?

最重要がミッションに代表される経営理念だとすると、心を形成する理念類は
ミッションに全てが通じていなければいけません。そこでMVP の体系にしております。
以下その関係性を示します。

ミッション:経営者の人生の目的
ビジョン:ミッションを経営で具現化するためのゴールイメージです。
フィロソフィー:ビジョンを具現化するために必要な考え方と行動指針です。

つまりこの体系にすると全てがミッションに繋がりますので力が出やすいのです。

展開内容

ミッションからフィロソフィーまで抽象的な考え方からより具体的なものへと落とし込むことは大事だと
なりましたがミッションはエニアグラムから導けるとしてビジョンは難しいのではないかとなりました。
どうすればビジョンを導けるのでしょうか?

A:今の事業で所属している業界の社会的な問題を明確にして解決イメージを定めれば良い。

B:ミッションを今の事業に当てはめた場合の経営のゴールイメージをビジョンとして示せば良い。















答え















こたえはAです。
ミッションからはそう簡単にビジョンは導けません。
ワクワクドキドキするビジョンはあくまで社員が如何に貢献できるかから出てきますので
ドメインの問題解決として今社員が認識できているドメインにおける問題がどのように解決出来るかを
示してその達成できている状態を示すことで明確になります。

ですからAが正解です。

今日からできる実践

ドメインの解決された状態としてのビジョンを描いてみましょう!

今日の実践はビジョンの策定です。
あなたが属しているドメインの問題点を解決されたゴールイメージを定めて
それをビジョンとして示しましょう。

その際エニアグラムの番号によるあなたの気質を意識しながら作ると作りやすいです。
自分の気質に忠実に経営しましょう!