先生はなぜエニアグラムを重視されているのですか?

質問の内容と背景

最近のマネジメントの世界では大企業のマネジメント研修においてエニアグラムが市民権を得だしていますが、中小企業のマネジメントにおいては未だ知られざる状態です。その中において私はエニアグラムを人間理解の中心に据えておりそれに疑問を持たれた経営者から出されて質問です。今回はエニアグラムの意義とその有効性を中心に整理してなぜ私がこれを重視しているかについてご説明します。

エニアグラムの意義とは?

エニアグラムは詠み人知らず(カバラの流れ)で口伝法で帝王学として伝えられてきた人間理解の道具です。人間を9つのタイプに分けてその違いを体系的に説明しています。それが実に的を得ています。性別、人種、国、思想、価値観などにかかわらず、同じ番号の人はほぼ同じ傾向を示しますので摩訶不思議な人間を理解するには格好の道具である事からひろく用いられています。

なぜマネジメントに有効なのか?

マネジメントは人を対象とします。そして共通目的を達成するために分業の効果を活用しながら多くの人が協力して経営参加して目的の達成を目指します。ここでの問題は人は誰もが違うし、自らの意志を持ち自らが判断して責任を取っていますので、選択の自由を持っている人間の集合である組織が今にして彼らをマネジメントするかが問題になります。その際摩訶不思議な人間の理解を促進できるツールを活用すると便利ですが、そのために数あるツールの内で有効な手段だと私は考えていますので活用させて頂いております。

注意事項とは?

人は個性がありそれを重視することが大事ですが、エニアグラムの物差しで人を判断するということは人にレッテルを貼ることになります。したがって似てはいても同じではなく、各人の違いは個性として重視する事が大事ですので取り扱う際の注意が必要です。また中途半端な理解では人をかえって誤解することにもなりかねませんのでしっかりとマスターする必要が有りますのでその点はくれぐれも注意が必要です。


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