どのような人が経営者に成れる(適性)ですか?

質問の内容と背景

後継者を選ぶ場合に誰もが悩む問題です。会社は経営者で決まりますので、どのような人に託したら良いかはどの会社でも大問題ですし、帯に短したすきに流しでなかなか決めかねるというのが実体です。そのような状態で出された質問です。

どう考えるか?(私の体験)

私はコンサルタントとして多くの会社を見てきました。そして多くの事業承継の局面に接してきました。その中で考え方を根本から形成(変える)してくれた事例に遭遇しました。そしてそれが奇跡のコースを通して確信に変りました。それは「覚悟があるかどうか」です。

一つは盛和塾の未亡人経営者の会での驚きです。誰もが実に素晴らしい経営をされていましたが、なんとその中には仕事すらしたことがなかった人が二人もおられました。それが覚悟が決まり社員に助けて頂きながら経営者としての地位を確立されていきました。また父親が学生時代に亡くなりましたが、卒業後何も分からずに会社を継いで隆々たる状態に作り上げられたケースも印象的です。

これらは覚悟が違います。つまりアドラーが言うとおり「誰でもなんにでも成れる」のです。そしてそうなるためには覚悟が最重要です。能力や適性は二の次なのです。

如何すれば分かるか?

答えは「赤ちゃんになれるか」です。つまり赤ちゃんはアドラーが言う最強です。その心は最強とは「環境から支配されずに環境を支配できる人です。赤ちゃんは泣くことしか出来ないことを分かっています。そして自分の意志を通すまで泣き続けて環境を支配して自分の意志を通します。そう成れるかです。自分は何も出来ないと社員に伝えて力を貸してもらうけれども全て自分が結果責任は負うといえるかどうかです。それは言行一致かそしてそれがブレ無いかどうか出分かります。能力ではありません。人間としての信頼性です。

注意事項とは?

如何しても能力や口がうまい人を評価しがちですがそうではありません。愚直で信用できる人かどうかが大事ですのでその点は十分な注意が必要です。


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