如何すれば間接行動を管理出来るようになるのでしょうか？

この質問は「社長の為の部長業」で出された質問です。課長は社員の行動を直接管理しますが、部長は仕組みや課長を通じて間接的に管理します。多くの人を管理して責任を持てるには直接管理は出来ずに仕組みや管理者を通じてそれによる管理がうまく機能するように間接管理にならざるを得ないからです。

ここでの質問は確かにそれは理解できたけれども如何すればそれが可能になるかが理解できずに出された質問です。

間接管理の管理対象は仕組みと管理職（課長、主任・係長など）です。それらを通じて自分の責任範囲が有効に機能できるようにそれらを管理育成、修正する必要があるのです。そのためにはそれを使う人や管理される人がどのような気持ちでどのような状態にあるかを観察してあるべき状態に収斂していただくための方策を講じる必要があります。ですから対象に対して感情移入して行動を予測できる必要があります。そしてそのための観察眼と判断力が必要になります。

これが出来る様になるには仮説検証を繰り返して相手の意識や行動が手に取るように分かるように成れる事です。そのためには表情や態度なども含めて実体を観察して創造力を駆使しながら想定を正しくしていくことに加えて実際に質問しながら本心をつかめるようになっていくことが大事です。何事もそうですがまずは「思うこと」が大事です。それを大事に育てながら正しく導けるように訓練を積んでいきましょう！

この力はそう簡単には身につきません。なぜなら普段使っていないからです。しかし必ず出来る様になりますので諦めずに一歩一歩着実に成長していきましょう！


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