指示命令の際なぜ「やりたいか?」を聞く必要があるのですか?

質問の内容と背景

課長業に際して指示命令の方法として5つの項目を示していますが、その中の一つとして「やりたいか?」を聞く項目があります。ここではそれに関して出された質問です。通常部下は仕事を依頼されえると嫌がりますので、この内容は聞きづらいし、答えは見えています。質問の趣旨とやり方が問われた問題です。

指示命令における5つの項目とその中における「やりたいか?」の意義とは?

指示命令は実に難しい問題です。ここでは稲盛さんの推奨している方法が脳科学的にも素晴らしいので使わせていただいております。
①目的を伝え、顔色を見ながら理解して頂くように伝える。②どう理解したかを聞く③やりたいかを聞く④出すべき成果と期日を聞く。⑤伴走しながら結果を出させる。ここに脳は自分の都合で考えますので、伝達者の意図を理解して頂きかつそれを自分事として成果をあげて頂くように導く流れが必要になります。

どうすれば良いか?

やりたいと思わなければ、形だけやったふりをして、言い訳をされてうやむやにされてしまいます。それでは意味が無いので何としても「自分事としてやりたいと思ってもらえる必要」があります。そうするために「やりたいか?」と問いを発して顔色を観察して、動機づけを工夫して問題のすり替え(稲盛さんが社長のやってほしいことを社員が自分事としてやりたいと思ってやっていただくことを指す)と言っておられますがそれを目指すわけです。

注意事項とは?

自分の直属の部下がやりたくないそぶりを見せていたらそれは自分の心の投影ですので自分事として受け入れたうえで動機づけを試みて何とかやる気を引き出しましょう!


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