今期は売上が増えたのに思うように利益が増えていません。なぜでしょうか?

質問の内容と背景

経営者の常識では「売上が増えれば利益が増える」と考えます。一般には利益率はあまり変わりませんのでそうなるわけですが、その感覚とは違った決算を目の当たりにして出された質問です。例年通りの利益率が見込めているとの実感に対して利益が売上と連動していない実体をどう理解するかが問われた問題です。この見方は押えておいた方が良いのでじっくりと学んで下さい。

何が影響しているか?

おさえなければいけないのは在庫の増減です。これは各期に発生した固定費の内在庫部分の固定費が在庫に含まれますので在庫分だけその木に発生した固定費は売上原価には反映されません。という事は期首在庫には前期の固定費の一部が繰り延べされており、期末在庫には当期の固定費が繰り延べされます。という事は期首在庫と期末在庫を比較して期末在庫が増えておれば利益は多めに計上されており逆に期末が少なければ利益は少なめに計上されます。その違いが感覚との違いとして顕れたのだと思います。

如何だったか?

前期は成績が悪くて相対的に売れなかったので期末在庫が多めに出たのにたいして今期は売上が好調で期末在庫が少なかったので利益が少なめに出た関係で実感とは違ったのです。その調整をしたら実感と合いました。

注意事項とは?

経営者は百万円単位でざっくりと経営数字を捉える必要が有ります。その際在庫の増減による利益の調整は重要な調整項目ですので重要な視点としてこの際押えておき活用されることを望みます。


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