翻訳力を身につけるにはどのような学び(トレーニング)をすれば良いでしょうか?

質問の内容と背景

この質問は部長業の講義で「翻訳力」の必要性をといたところその能力に自信が無い部長さんから出された質問です。「無い人であっても努力でなんとかなる」という話に対してその方法を問われた質問です。

翻訳力の前提は何か?

皆様は学校で英語を学ばれたので英語で考えてみるとわかりやすいと思います。英語に置き換えて考えると、翻訳力の前提で必要な能力は語学力と本質理解力です。英語と日本語の理解が前提で英語を日本語に当てはめることが可能になります。そしてさらに相手が言わんとすることが充分に理解できてはじめて翻訳が可能になります。

それを経営と実務に当てはめてみましょう。語学力に当たるのが経営の理解と実務の理解です。その両方の理解があって当てはめが可能になります。そしてその次に必要になるのが相手が言わんとする内容の根本理解です。その両方が分かってはじめて翻訳が可能になります。

如何すれば良いか?

語学の理解に当たるのは経営と実務の理解です。これは経営では経営とは何かを学びながら経営で用いられる言語で経営を表現できるようにする事が大事ですし、実務は実務の理解を進めて実務者が実務を理解できる実務表現が出来る様な訓練が必要です。その知識を身につけたら、経営者が作りたい世界を理解して経営者と実務者に確認しながら適切に翻訳が出来ているかを確認しましょう。個々で一つあげるとすると「本質の理解」です。この力を高めるには「一言で言うと何か?」を日常でしっかりと訓練することが大事です。

注意事項とは?

特に重要なのは「本質理解力」ですので、本を読む際に各単元ごとに副題を一言で集約して表現する訓練をすると良いでしょう。日々のたゆまぬ一歩一歩の訓練が大事です。


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