会社の成長段階は何によりどうなっていくのでしょうか?段階の変化を教えてください

質問の内容と背景

成長するには成長出来る必然性がありそうですし、それをわきまえながら成長を確実にしていく必要が有ると考えられます。今回はそのことを漠然と実感されていた経営者から出された質問です。これは全ての会社に当てはまりますのでしっかりと学んで頂きたいと思います。

成長の段階とその理由とは?

成長の段階について端的に説明している本があります。一時経営学会を席巻した考え方で「テイール組織」という本です。この本には経営者も社員も幸せである組織をテイール組織と名付けてそこに行くためにどのような段階で成長していくかを見事に説明しています。段階はレッド→アンバー→オレンジ→グリーン→テイールです。この変化は経営者の精神性の発展と連動しています。ここではその考え方に従って論じます。

如何すればその段階をへれるか?

レッドは怖れで支配しながら経営者の強いリーダーシップで組織を統治していく段階です。まとめるにはまず怖れが手っ取り早いし組織のまとまりがまず必要なのです。次のアンバーは機械のように分業の仕組みで仕組みを作りそれに当てはめて組織運営をする段階です。役割の細分化で怖れ支配から役割支配に代わります。その次がオレンジです。これは役割に加えて個人の能力を評価して能力に応じた運営をしていきます。そうしますと緊張がまして無理が生じて社員が疲弊し出します。その次は個性を認めて違いを活かす段階であるグリーンに移行します。しかしそれでは文鎮型で話し合いに終始して効率が悪くなりますので発展系としてテイール組織へと移行します。

注意事項とは?

組織態様は経営者の意識の健全性の発展段階と連動しています。ですから単に業績や規模を求めるだけでなく人間性の向上も合わせて追求していく必要が有ります。実はこれはエニアグラムの健全性の段階と綺麗に整合しています。レッドがステージ6、アンバーがステージ5、オレンジがステージ4、グリーンがステージ3、そしてテイールがステージ1から2です。より健全になりながらその反映として組織の段階が変化していくのです。


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