目標が達成できていない社員にアドバイスをしたら「評価してくれていないのか?」と言われました。なぜ?如何すれば良いですか?

質問の内容と背景

本来仕事は会社からの依頼事項を全うするべきものだしそれではじめて契約している給与を頂けるはずですが、その当たり前の事が最近ないがしろになっており、成果や働き方の如何に関わらず給与はもらえるものだと勘違いしたり、自分の権利を当然の様に要求する輩が増えています。今回は信じられない感覚の社員に遭遇して途方に暮れた経営者からの質問です。甘やかされている現状をどう打破するかが問われた問題です。

勘違いはなぜ起きるのか?

まず社会の風潮が基礎のあります。働き方改革、労働者の保護の行き過ぎ、各種ハラスメントの行き過ぎなどです。これらにより勘違いしやすい土壌が形成されています。さらに管理職の力不足により結果に対する自己管理の緩さと責任意識の欠如が上げられます。そのために識学(当たり前の事を当たり前に行なう)がもてはやされているのだと思います。

如何すれば良いか?

何事でもそうですが最初が肝心です。入社時にその人の役割と出すべき成果をしっかりと伝えて、それを体で覚えて体現して頂けるように伴走しながら指導することが大事です。最初にそれをたたき込めればそのような変な要求がされることはありません。

問題は変な常識を持ってしまった社員に対しての対応です。組織では一人の例外を作ると示しがつかなくなりますので、当たり前の事をフィロソフィーに組み込み、教育して実際にも細かく指導しながら例外なく運用する事が大事です。

注意事項とは?

今まで甘い対応をしていたのを急に変えますと社員も混乱しますので、今までの失敗を心からわびた上で変更を確実に伝えて運用を変えることが大事です。素直に今までの誤りをわびることが大事です。


セミナーにご興味のある方は下記リンクをご覧ください。
https://nagayama-kakushin-leaders.com/lp/businessmodel/