「出来る」と言うので任せたらデタラメになりました。如何すれば良いでしょうか?

質問の内容と背景

経営では権限委譲が大事です。任せなければ社員はやる気が起きませんし、成長もしません。この会社では社員を信じて任せたらとんでもないことになってしまいました。何がどう問題で如何すればそうならないかが問われた問題です。

何がどうマズかったのか?

任せることと放任は違います。そして仕事に関する感覚は人によってまるで違いますので、やっていただく仕事の内容をすりあわせして認識を合わせてから任せる必要が有ります。そして認識がピタリと合うまでは細かく報告させながら微調整を繰り返し、認識の一致が見られてから任せることが必要です。

個々での失敗は内容の提示とすりあわせを怠った事による失敗です。

内容の提示とすりあわせの内容は如何すれば良いか?

内容を細部に亘って説明すると膨大になりますし、かえってピントが合いづらくなります。そこで目的、誰もどう役立つか(意義)、仕事の範囲、重要な項目、そして目標管理の内容、責任権限などを説明した上で実際にやっていただきながら微調整を繰り返してコンセンサスを得るまで「任せて任さず」の状態を作りその後で任せれば良いのです。

注意事項とは?

本人の独自な能力や感性を活かしてかつ信頼されていると思って頂く必要が有りますので、信頼・信用を示しながら微調整をする必要が有ります。「信頼されていない」と思われたら本人の力を引き出せませんので注意が必要です。


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