経理担当者が退職します。引き継ぎがうまくいかずに困っています。如何すれば良いでしょうか？

経理担当者が辞めるということは大事です。この会社では引き継ぎがうまく出来ずに苦しんでおられますがそこで出された質問です。新たな担当者は経理は一通り分かっている人ですが、引き継ぎ者の説明が悪いのか、なかなか要領を得ないので出された質問です。引き継ぎの要諦を聞かれた問題です。

経理作業は会計方針に当たる部分は何を選択しているかが分かれば知識がある人であれば対応出来ます。会社により独自な取引で迷うのは以下の２つです。
１，勘定科目ごとの内容を知ること。これは各勘定科目がどのような取引を想定しているかを決めたものです。一般には勘定科目規定として各勘定科目の守備範囲を明示して規定化していますがそれを作って頂くといいでしょう。
２，会社独自の取引：これは個別に教えていただかなければ分からない項目ですので、出来れば文書で記録して個々に説明していただく事が必要でしょう。

退職者にやっていただく事を伝えて、退職時までに引き継げるように努力していただく事が必要です。そしているあいだに充分質疑応答をしながら理解を深めていただく事が大事です。

引き継ぎは前任者の義務ですのでしっかりとやらせて下さい。そしてもし本人が原因で十分な引き継ぎが出来なかった場合は、退職後も時間を取っていただいたり一回目の決算では応援で来ていただく事も視野にいれて引き継ぎをさせて下さい。


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