貸し倒れを防ぐにはどうしたら良いですか？

貸し倒れはどの会社でも頭を痛めている問題です。この質問は２年連続大きな貸し倒れが発生した会社の経営者から出された質問です。この問題は会社の資金繰りを一気に悪化させて倒産へと繋がる大きなリスク要因ですので、しっかりと学んで下さい。

貸し倒れを察知出来るには、現場の営業マンのセンスを磨くことが最重要です。営業は代金の回収をしてはじめて成果が確定しますので、営業マンが、「絶対に貸し倒れはあってはいけない」と確信しており取引先の安全状態を判断できる状態にまで教育する必要が有ります。

一般にはそこの教育が甘くて経理や管理職は学んでいても一般の営業マンまでは十分な教育がなされていないケースが多く問題が大きいのです。

与信調査票を作成して営業マンがリスクの度合いにより一定期間には必ず自分が担当している会社の与信状態を調べて報告する事で意識を高めるともにに、定期的に与信関連の教育を行なう必要が有ります。さらにリスクが高い会社に対しては営業マンが社長や経理部長から決算書をもとに会社の資金繰りの安全性を説明していただく事が有効です。そのためには前営業マンが決算書や資金繰りの知識を身につける必要が有ります。

特にリスクが高い会社に対して説明を受けることは「そんなことをしては取引してもらえない」と心配される会社が多く存在しますが、引っかかっては元も子もありません。自信があれば説明していただけるはずですし、取引する際の当然のマナーでもありますので、自信を持って依頼させて下さい。


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