なぜ原因論はいけないのですか?

質問の内容と背景

アドラーは原因論では無く目的論を重視せよと言われています。原因論は「なぜ」であり、目的論は「如何したら」です。一般的に問題が起きたときにそれを直す場合には失敗の原因を調べて原因除去に奔走しますが、それがダメだと言われると常識を否定された感覚になり疑問が払底します。今回はそのような状態の経営者からの質問です。

なぜ原因論は良くないのか?

原因論では「なぜ」時来ながら原因を追及します。しかしそれはまずいと言われます。なぜなら失敗した人の失敗理由を問い詰めながら改善するわけですから、本人を問い詰めていく形になり、当事者はドンドン追い詰められていきます。それでは原因を探し当てることすら難しくなり改善はほど遠くなります。これは一見良さそうですが、実はあまり良い方法では無いわけです。

なぜ目的論が良いか?

目的論では過去を問題としません。現在から未来に向かって思考を奨められます。つまり「何のためにこれをやるのか?」を考えながら「如何すればそれが出来るか?」を探し当てるわけですから、問い詰められる事はありません。そして「自分は期待されている」と思えることからうまくいくのです。

注意事項とは?

原因はとわいえ大事ですので、最終的には原因を突き止めてそれを無くすことも合わせて行なう事が大事です。つまり結果を出すための順序として結果を出すまではあまり原因を詰めてはいけないという事です。


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