大企業出身者に管理職をお願いした場合、自社にあったマネジメント方法を遂行出来ないのですが、如何すれば良いでしょうか?

質問の内容と背景

中小企業で組織を経験しておらずに、マネジメントのイメージがわかない経営者は組織作りのために大企業での管理職経験者を採用して自社の組織作りやマネジメント機構を作るべく依頼するケースが多くあります。その場合、だいたいにおいてなかなかうまくいきません。今回はなぜうまくいかないかの理由と対策をご説明します。

なぜうまくいかないのか?

うまくいかない理由は二つあります。一つは管理職といっても自分の責任を全うするために必要な組織や仕組みを自ら作ったことが無くて最初からあてがわれている組織でマネジメントをしてこられたので、仕組み作りまで依頼すると難しい事が挙げられます。仕組みはその会社の社長の考え方を遂行するための機構ですので、応用力が無ければ作れないからです。次に大企業では優秀な社員が多くいますのでその人達の力を活用して組織が回っているのですが、中小企業ではそうはいきません。そのためにうまくいかないのです。あわせて人材育成能力が無ければマネジメントは出来ません。

どうすれば良いか?

組織や仕組みは会社(経営者)が取って欲しい行動を誘発できる考え方や行動に導くものでなければいけませんので、まずは考え方を理解してそうなれるために社員が如何すればそのように考えて行動出来るかを試行錯誤しながら作り込んでいくことが大事です。それが出来る人がおればいいのですがいない場合は、チームを作り、文殊の知恵を活用して作ります。

それと実務を理解して必要な経験と身につけるべき考え方や技能を明確に定義してそれが出来るように訓練させることが大事です。

注意事項とは?

マネジメントは難しいのでそう簡単にはできません。文殊の知恵を活用しながら皆で作り込む形で作り上げて行きましょう。


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