エニアグラムはなぜマネジメントで必須なのですか？

最近大企業のマネジメントに関する研修ではエニアグラムは必須科目になっています。その旨をある会社の幹部に申し上げたところ出された質問です。エニアグラムの意義や効用が問われた質問です。ここではその辺を詳説します。

エニアグラムは詠み人知らずの人類の英知であり人間の性格を実に端的に表わしています。人間を９つのタイプに分けてそれぞれのタイプの発生原因を怖れの種類で分けてそれぞれの特質を詳しく説明しています。怖れと願望は対の関係にありますし、それがその人の考え方や行動特性を示しますので実に人間の特徴を把握するツールとしては優秀です。番号が違えば人種が違うほど明らかな違いが出ますのでこれを知る事でマネジメントがうまくいきます。

私は全面的にエニアグラムを活用していますので、事業目的、ビジネスモデル、経営の構造作り、運用の方法、人員配置、そして具体的な一人一人への対応方法などに至るまで、活用しています。しかし一般的には自分を知り相手を知るツールとして活用しており、人間関係をよくする目的が一般的な活用方法です。

中途半端に学ぶと人間を型にはめることになりしかもそれが誤りであればかえって弊害が生じますので、やるのであれば徹底的にマスターする必要があります。私は会社で番号ごとに集まって上司向けや部下向けに取り扱い説明書を作っていただき人間関係の向上に役立てていただいております。


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