後継者を選ぶ場合の選定基準をどう考えたらよいでしょうか?

質問の内容と背景

この課題は経営者に取って避けては通れない重要な課題です。明らかに「これだ」という後継者がおらずに、その中から選ばなければいけないと頭を悩ませていた経営者からの質問です。考え方を問われた問題です。

どう考えたらよいか?

実は経営は能力ではありません。最も会社を愛しており、自分が最高責任者だとしての覚悟を持てる人が適任者です。そのような人は、自分の課題を回りに伝える事が出来て決して自分だけで解決しようとはせず、社員を巻き込みながら全員で解決策を見いだそうと出来そうな人が適任です。利己心からは遠くて会社の課題を共有できる人を探しましょう。

なぜ能力は関係ないのか?

会社は目的志向集団であり、事業目的を社会の公器として追求する事で社会貢献して存在を赦されています。したがって事業目的を共有している人たちがそれぞれ自らの力を出し合ってベクトルを合わせる事が大事です。その中心が経営者ですので渦の中心になれるかが大事であり、そのためには能力では無く覚悟が大事なのです。

注意事項とは?

稲盛さんは「人格者が適任だ」と言われており能力を優先されていません。一見本当かな?と考えてしまいますが、事業目的の共有がなさえておればそこへの注力を判断できるかどうかが大事ですので、能力に目がくらんで判断を誤らないように注意しましょう。


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