あるプロジェクトに関する注力が正しかったかどうかを決算書上で確かめるにはどうしたら良いでしょうか?
質問の内容と背景
決算書を分析するときに押えておかなければいけない手法に関する質問です。どのような下処理をしてどのように決算書の数字を解読するかが問われた問題です。この手法は基本ですので押えておきましょう。

どのように考えるか?
あるプロジェクトに関する収益と費用を抜き出してその数字を費用収益対応させて、その効果を見ます。そして会社の基礎力がどうであるかは、それぞれ収益と費用であるプロジェクトの数字を差し引いた数字が本来のその会社の数字だとして従来の数字と比較してその増減で効果を測定します。
何が分かるのか?
決算書の見方におけるこの手法は「例外を排除して会社の基礎力を見る」方法です。あるプロジェクトは従来の会社本来の業績に加えて例外的に一定期間行なわれている事業ですので、それを部門経理せずに全体に含んだままで計算するにはそれ関連の収益費用を抜き出して計算すれば概算は把握出来ます。しかし厳密には部門経理をして人件費や経費などを厳密にそのプロジェクト関連項目を取り出して費用収益対応させる必要がありますが、概要を掴むには今回述べたように重要な費用項目だけを取り出して比較することで足りるのです。
注意事項とは?
例外処理においては勘定科目に機能費(株式公開関連費、100周年記念費など)を設定してそれに関連する人件費や経費などを細かく使用時から抜き出して計算することで影響を見ることが大事ですが、手間がかかりますので重要性を鑑みながら処理方法や効果の見方を工夫しましょう。
セミナーにご興味のある方は下記リンクをご覧ください。
https://nagayama-kakushin-leaders.com/lp/businessmodel/
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