結果は出すけれども、会社の行事や協力すべき事柄は無視して、自分流を崩さない社員がいます。如何すれば良いでしょうか?

質問の内容と背景

会社が個人商店から組織に変るときに必ず問題になる項目です。この社員は癖が強く、言うことは聞いてくれませんが、結果は出してくれます。ありがたいけれどやっかいな社員の扱いを如何するかが問われた問題です。

この問題をどう捉えたら良いか?

会社のあり方を組織にする場合は結果を出すだけではなく、結果を出すためのルールを決めてそれを守って頂く事でベクトルを合わす必要があります。例えば結果重視で結果に対する歩合で給与を決めたりしておりプロセスを問題としない場合はそれでも良いのですが、組織では共通目的を達成するために目的を共有してその目的を達成するために必要な考え方や行動規範を定めてそれを共有していく段階に発展していく必要があります。その場合にこのような問題が発生します。この問題の所在は「決め」の問題であり如何するかを決めてその通りに差配していく必要があります。

如何すれば良いか?

まずは会社の存在目的を明確にする必要があります。そしてそれを達成するためには何をすべきか?そして何をしてはいけないか?を決めてそれを徹底していく必要があります。今までそのような目的思考は行なっておらず結果だけが評価されていた状態からの変化が必要になる場合は、社員が戸惑いますので、その気持ちを充分に理解して、納得して頂けるまで話し合う必要があります。

注意事項とは?

社員からすれば急に考え方と取るべき行動が変るわけですから、当然戸惑います。その気持ちを理解して、寄り添いながら時間をかけて説得していく必要があります。組織では例外を作ってはいけませんので忍耐強く説得することが必要です。



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