事業目的とは何でしょうか?

質問の内容と背景

経営の世界では「経営理念が最も大事だ」とよく言われます。それは経営の神様と言われた松下幸之助さんや稲盛和夫さんが説かれていた哲学だからでもあります。しかしその内容をピンとくる内容で的確に示している書物や教えがあまり存在しない事から、多くの経営者がモヤモヤしながら経営に当たられています。その中で自分の疑問をぶつけてくださったのがこの質問です。

事業目的とは?(経営理念との関係も含めて)

会社はそれぞれその存在意義が異なっておりそれを端的に示したものが持病目的です。会社の設立趣旨にもあたり、それをもとにそれに共鳴する社員を募り、それを具現化するための経営を行ないます。経営理念は経営する際に全社員が共有すべき哲学ですので事業目的を踏まえてその実現の為の考え方といっても良いでしょうし、ほぼ同じだと行っても良いと思います。

どのようなものと考えたら良いか?

会社は経営者が自分の人生の全てを賭けていわば命がけで行ないます。それはその経営者の全人生を賭けたものでもあり人生目的でもあります。それが事業目的であり設立趣意書でもあります。それから何代にも亘り存続するに従いバトンを継いだ経営者の色で変っていきますが、多かれ少なかれ同じような性質を持っています。

私はエニアグラムとミッションリーデイングから経営者が幼少期に作られた傷から来る人生脚本の克服がこれに当たると思ってます。潜在意識に埋め込まれた無意識の目標故にそれを教えてくれる環境が形成されますし、それを克服すべき問題が次々と押し寄せてきます。それを克服するのが経営でありそれを示してくれるのが事業目的だと思っています。

注意事項とは?

会社は経営者と同じような傷を持った社員が集まりますし、同じような目的を共有していますので(分かってはいない)それを認識できる記述(経営理念やフィロソフィーのような道具)を用意して全社員が共有してベクトルを合わせてその実現を目指す必要があります。



セミナーにご興味のある方は下記リンクをご覧ください。
https://nagayama-kakushin-leaders.com/lp/businessmodel/