各社員の目標は社員全員で共有すべきかすべきでないか?

質問の内容と背景

これは社員数が10人程度の会社からの質問です。社長の頭には各社員の目標は各個人の問題として個人がやりきるべき問題として捉えるべきなのか、お互いに共通してお互いに協力しながら達成すべきものなのかの葛藤があります。その背景には要領が良くて?自分の問題を人にやらせる問題社員の存在がありその対策も含めてどう考えたら良いかの葛藤があるから出た質問です。

目標の捉え方とは?

会社の目標は一つ一つは各担当者の目標であっても、各目標は全てが共通して会社の目標でありどれもが必達と考える必要があります。そしてどの目標も各担当者個人で自己完結出来るものではなく誰もがなんらかの関係があり、協力しながら出なければ達成できないはずです。ですから協力を推進する意味でも皆がお互いの目標を共有して目標達成に立ち向かう必要があるのです。

それでは課題の分離が出来ずに支配する輩をどうするか?

どの組織にも存在しますが、本来自分がやるべき課題をやりたくないけれどなんとかしなければいけないので、ダダをこねたり力で支配したりして上司や部下や同僚に押し付けて人にやらせることでお茶を濁す輩がいます。その問題をどう捉えるか?社長は個人の目標として個人に自覚すべきと考えて降り個人に完結させたいのですが、回りとの関係で目標の取り扱いが問題になります。

この解決にはかえって皆で目標を共有してやらされそうになった人から「それはあなたの課題でしょ!」と言わせる環境作りとそのマネジメントが求められるのです。

注意事項とは?

課題の分離が出来ないのはそもそも目標が明確で無い事や各人の役割がはっきりしておらず、組織間でも共通認識になっていない「曖昧さ」が背景にあります。その解決をした上で構成員がそれぞれ自らの課題を強く認識して確実に遂行出来る風土を作りたいものです。



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