仕組み作りで注意すべき事を教えてください。

カクシンではどの会社にも組織作りをお願いしています。組織の仕組みでは経営者が目指す考え方や行動を社員が一定の振れ幅の範囲で共通して取れるようにするためにルールやマニュアルなどの道具を作って頂いております。その際まずあるべき論を考えて経営者や社員のレベルに合わせて「自分たちが出来る範囲で心地よく出来るレベル」を目指して作って頂いております。その際の注意事項を問われた問題です。

企業は目的志向集団であり一定の目的を達成するために志を同じくする人が集まり、分業による協働で効率的に目的達成を目指します。その際目的を共有してベクトルを合わせた行動が取れるためには一定の枠組みの中での限られた考え方や行動が求められます。そうしなければまとまりや収拾がつかないからです。そのための範囲の指定が仕組みです。

まず理想論で経営者が如何したいかから枠組みを作りそれをもとにそう考えてそう行動出来る様に周知を集めて仮に仕組みを作りそれを運用しながら少しづつその会社にあったものにしあげていきます。その際最も重要なのが部長です。部長は現場の代表者として経営者と現場をつなぐ役割を果たします。つまり経営者がやりたいことを現場が理解して動機づけられながらそれが出来ているかを観察してより現場がそれに沿った行動が出来量に仕組みを変更する役割をもっています。それによりその会社にフィットした仕組みになるのです。

よく「他社例を下さい」と要求されますが、それはいけません。如何してもその例に引っ張られてしまい、自社の実態とかけ離れてしまいます。したがっていくら幼稚であっても自分たちで考えて作り出す物を使い改良改善を加えながらフィットした物に作り上げて行きましょう！


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