銀行借り入れをするに際してある銀行が、いったん出した条件より有利だとして社債での借り入れを提案してきました。どう考えれば良いでしょうか?
質問の内容と背景
この質問は借り入れの手段や方法は多岐に亘る方が良い。という考え方や信用力を表わす方法を認められていることで信用力の証明にしたい。そもそも経済的に金利や返済条件が割安でより有利な借り入れをしたい。という考え方の比較衡量でなされる物ですが、その場合どのような判断基準で条件の優先順位をつけたら良いかが問われた問題です。
銀行さんも商売ですので調子の良いことを言ってきますので、自社の実体をどう捉えてどう判断したら良いかを考えるに際しての参考にしてください。
銀行さんも商売ですので調子の良いことを言ってきますので、自社の実体をどう捉えてどう判断したら良いかを考えるに際しての参考にしてください。
どう考えるか?
借り入れを考える場合は、まず自社の計画を想定してそれの実行確立を想定しながら資金繰りの安定性を考慮して行ないます。最優先は資金繰りの安定です。倒産しては元も子もないからです。次に経済的な条件の良し悪し(金利等の条件)を考慮します。この二つが最重要です。今回の社債は銀行の言い分では「これを認められたと言うことは対外的に会社の信用をアピール出来る」と言いますが信用力のプレミアムを払うならそれがどう活用出来るかを考えます。
比較衡量は?
事業計画についてはまだ明確に立案できていない場合は大雑把で良いので特に投資計画や現状の資金売り状態での売上や経費の変動状況から資金余裕の変動の標準的な変動を考慮して何時どうのような資金が必要でどのような返済条件であれば資金が安定するかを想定します。経営者の性格にも寄りますが、資金余裕を最悪時で月商の何ヶ月分持ちたいかを基準に想定してください。そこが最重要で後は金利の有利さ比較、そして信用です。信用力が高い会社であればプレミアムは必要ありませんし、心許ない会社であれば多少のプレミアムはかえって有効に働きます。それらを総合的に判断して良さそうな提案に対して更にネゴして良い条件を引き出す努力をしましょう。
注意事項とは?
資金調達はあくまで資金繰りの安定性を填補するものですので事業計画との兼ね合いで条件の良し悪しになりますので、事業計画を中心に据えて比較検討してください。銀行さんの調子のいい提案をそのままのんではいけません。
セミナーにご興味のある方は下記リンクをご覧ください。
https://nagayama-kakushin-leaders.com/lp/businessmodel/
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