経営は統計だ!は理解しました。では何件程度調べれば全体の構造が分かるでしょうか?

質問の内容と背景

たった1~2件調べただけで、「無理です」と行ってこられた社長に対して、経営は統計ですので、一定の人は興味を持たないかも知れないが、一定の人は興味を持つはずです。ある分布で実体が形成されているのでどのような考えの人が存在し、それらの割合がどうかを調べた上で自社の顧客を定義してその条件を満たした顧客にアプローチするのが正しいと言いました。そこで出された質問です。統計は理解したので何件調べたら全体を把握出来るかを聞かれた問題です。

どう考えるか?

統計では分布状況を調べて95%信頼限界を追求します。その場合最低の標本数は25件です。会計監査では内部統制の信頼性を調べる場合に最低の25件調べてその状況から内部統制の信頼性を判断します。それを参考にしてさいてい25件は調べて下さい。と申し上げました。

どうすれば25件調べられるか?

経営の問題は全てと言っていいほど「怖れ」に負けてやるべき事が出来ません。「えもいえぬ怖れ」に負けて「こんな事を聞いたら嫌がられるのではないか」「そんなことも分からないのか!といわれやしないかといわれやしないか?」等です。それをはねのけるには「相手の役に立っている確信を得ること」です。そうすれば勇気がわいて行動に移せますので、聞いて教えてくれることがその人にとってメリットである」とシミュレートして確信を持たせて勇気づけて下さい。

注意事項とは?

人は嫌なことは大概先延ばししますので、勇気づけをしたら逐一報告を受けながら逃げずに調べて調子に乗らせて下さい。温かく見守りながら励ましていくことが必要です。


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