社員の為を思ってやったことがかえって不信感を生んでしまったようです。何がまずかったのでしょうか?

質問の内容と背景

人は物事を一般的には悪く取りがちです。無意識の罪悪感から自分は被害者になるという無意識の目標がありそれにつられて悪く取ってしまうのです。そうしますと社員の為を思って何かをやるのであれば十分な趣旨説明を行なって理解していただいた上で行なう必要があります。ましてや十分な信頼関係が出来ていないなら尚更です。

どう考えたら良いか?

人が物事を受け取る(理解する)のは十人十色です。そしてそれは無意識に形成された目標に照らして自分に都合が良いように受け取られます。それは脳科学的には脳の性質として「自分の都合で考える」事によります。そして一般に無意識の目標は幼少期に作られた逃避行動の目標が大方ですので自分が被害者になるものがホトンでです。ですからせっかく社長が社員の為を思って企画しても、社員は裏読みをして「自分を傷つけるのではないか」と考えてしまうのです。悲しいけれどそれが現実です。ですから「そこまでやるか?」という具合の丁寧さで事前に十分の説明を行ない納得していただいた上で行なう必要があります。

どうすれば良いか?

伝えて分かっていただくべき事でまず必須なことは目的です。何事でもそうですが、何かを行なうには必ず目的があります。それをしっかりと伝えて目的を適切に理解して頂く事が大事です。そして次にその目的を達成するために何をどのように行なうかを述べて目的との関連性を理解していただきます。そしてさらにそれに参加するための心がけや注意事項を合わせて説明すれば良いのです。そしてさらにやった後に感想や振り返りが出来ればなお良いです。

注意事項とは?

社員との接し方の心がけは「分かるはず」ではなく「どうすれば分かってくれるか?」でなければいけません。くれぐれも細心の注意を払って接して下さい。


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