製造技術の標準化を図りたいのでマニュアルを作りたいのですが、マネジャーが一切動きません。どうしたら良いでしょうか？

人には得手不得手がありますし、感情が行動を支配しますので、なかなか思うようには動いてくれません。この会社では職人気質のマネジャーがマニュアル化を好ましく思っておらず、いくらお願いしても動いてくれません。それで出された質問です。この手の話に倒してどのように突破口を見いだすかが問われた問題です。

マニュアル化は本来はマネジャーの仕事ですので今のマネジャーの仕事です。会社は役割分担を行ない、自らがやるべき仕事を全うして所定の給与を頂けるわけですから、本来はその人がやるべきですし、もし気が進まないのならその理由を伝えて自分の理想ややりたくない理由を理解していただいた上で、会社にとって何が良いかの着地点を見いだすべきなのです。課長には説明責任がありますし、会社の実務の責任者としてその会社のあるべき状態を模索してもし自分が適任ではないならば適任を探してやらせて何らかの着地点を見いださなければいけません。

組織作りが社長の責任ですので組織の要にあたる「職務分掌」と「責任権限規定」を作る必要があります。これは自分が手を動かす必要はなくて、担当者を指名して参考文献や研修会への参加を促したり自らの考えている方針を伝えて選定したメンバーと共に作り込む必要があります。

その上でマニュアルについてはその内容を当該課長に伝えてその人の責任で作るとするとどのような形になるかを話し合い着地点を見いだす必要があります。

わがままを認めてはいけません。まずルールを決めてそれをしかるべき人が行なう事が基本です。しかしとはいっても各人にとって好き嫌いや得手不得手もありますので運用は柔軟に行なう必要があります。しかし大事なのは「本当は自分がやるべき事をＡさんに助けて頂いた」という恩義を感じながら組織内で「持ちつ持たれつ」を感じながら人間関係の円滑化を目指したいものです。



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