多能工化はまず課の仕事を誰もが全て出来る状態を作ることでクリアーしよう!

質問の内容と背景

「この仕事はこの人しか出来ない」という状態を作るのはリスクであり、多能工化が求められます。しかしある会社の社長が「我が社では専門化が進んでおり移動は出来ない」といわれておりました。そこで「そんなはずはないはず」とおもい質問をしていたら、課内の仕事でのローテーションは可能であり、かえってそれでスペアー化が進みブラックボックス解消になる事が分かりました。今回はこの内容を扱いローテーションの大切さをお伝えします。

課長が作るべき「一人前人材」の定義とその理由とは?

課長は実務の責任者であり、課で作り出す仕事の出来映えの品質管理責任者であるとともに、課の仕事を課員全員が一人前にこなせる状態を作れる人材育成責任を持ちます。ここで該当するのが一人前の人材育成です。

一般には課内での業務のローテーションが行なわれず、「これは出来るけれどあれは出来ない」という状態が一般的ですが、そうしますとある社員に過剰な負担がかかり休めなかったり、ブラックボックスが出来て社員のわがままを求めてしまう事になりかねません。それではいけませんので意識して
ローテーションをさせて誰もが代わりを出来る状態を作る必要があります。

どのようにしてローテーションさせるか?

まず大事なのは課内の仕事のリストを作る事です。そして出来るかどうかを3段階で示して全員がどの状態にあるかの実体を定義します。そしてローテーション計画を立案して例えば3年以内にもし新人が入らなければ誰もが多能工化が出来る様に計画的な育成を行ないます。そのためには動画やマニュアル、テキストなどの作成も必要になりますので一気に社員育成が進みます。

注意事項とは?

出来ない会社は厳密に考えすぎて一歩前に出られない会社です。とにかく分からなくともやり出しながら改良改善を繰り返しながら少しづつで良いので形にしていきましょう。



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