事業範囲の問題です。色気を出して大手の主戦場まで手を伸ばしても良いでしょうか?

質問の内容と背景

顧客から見て便利な存在になると「これもやってくれないか?」との話が増えてきます。顧客からすると発注先を少なくしたいので理解できますが、そのような話にホイホイ乗っていいのかが問題になります。ここでは事業範囲の考え方を整理します。

事業範囲の考え方とは?

自分の都合で考えれば事業範囲はできるだけ狭いのが正解です。吉野家の牛丼がベストです。牛丼だけで商売が出来ると効率的で「早い、安い、うまい」が実現できます。それが競争の激化からそうもいかずに範囲が広くなっていきます。社員が複雑性をこなせるか?顧客の利便性はどうか?コスト競争力はあるかなどを総合的に配慮して決めるべきです。

如何したか?

まず顧客の便宜を考えたところ従来業者で充分面倒なく対応できているし、自社が加わったところで相見積もりを取らせる手間を考えると顧客の便宜はさほどありそうもありません。自社社員のキャパを考えると今でもいっぱいいっぱいでしたので増やすことが動機づけにはなりませんのでマイナスの方が多そうだ!となり止めました。

注意事項とは?

判断する際は基本が大事です。そして基本の上に顧客の便宜と自社の便宜を重ね合わせて判断しましょう。そして最重要は「社員満足」です。それを忘れずに!


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