問題児への対処の仕方を教えてください

どの会社にも問題児は存在します。辞めさせても意味がありませんし、
何の解決にもなりません。ここでは問題児の捉え方と対策のあり方を
説明して抜本的な解決方法を探ります。

ここでは「鏡の法則」の枠組みで説明します。つまり我々の知覚は自分の心の投影であるという捉え方です。すると問題児は自分の心の投影となります。会社全体とすれば社長のあり方を示しており、部なら部長の問題、課なら課長の問題です。

そのように捉えますと問題児の存在は自分の心の歪みを教えてくれる存在ですので解決策を模索するためにはとてもありがたい現象だと捉えられます。

ですから問題児に向き合い直せると言うことは会社全体とすれば社長の問題解決であり部なら部長、課なら課長の問題解決になります。

問題児は会社の方針に従えない理由のありかを教えてくれています。
第一義的には問題児本人がそして第二義的には社長や各範囲で責任を任されている
役職者が責任を全うできない原因解決の対象を明らかにしてくれているのです。

ですから本人に自覚を促します。会社から期待されている役割を果たせていない事実を認識していただき直したいと思っていただく事が大事です。

次に問題行動が取れないような仕組みを作ることが求められます。例えばやるべきことをやらなければ仕事が前に進めないとか帰れないとかの枠組みを作ります。

第三に本人の自覚と周りの協力で変らざるを得ない環境を作るのです。

問題児対策の本質は社長や役員、部長、課長などのそれぞれの範囲で責任を持っている人が責任を果たせない原因のありかを教えてくれているありがたい現象だと捉えて各責任者が自分事と捉えてこの問題に取り組むことが大事です。

くれぐれも自分には非がなく現象として顕れている問題児の問題だとは捉えずに真剣に取り組んでなんとしても解決させることが大事です。