当社の営業のやり方を行ってくれない社員にどう接すればよいか?

質問の内容と背景

この問題は中途入社の社員ではよくあることです。
以前の会社や業界の仕事の流儀を変えようとせず、しかもそのやり方を正義として
会社批判をする社員にどう説得すれば良いかという問題です。

「郷に入っては郷に従え」が正しいのですが、前職が有名企業であったり
自社よりも格上と思える会社の場合は社長以下管理職までも気後れしてしまいがちです。
どのように考えて行動すれば良いかを問われた問題です。

この問題をどのように考えたらよいか?

会社にはそれぞれ違った考え方や文化がありますので、社員はそれを共有する必要があります。
一般には理念共有と言われるものですが、その共有のためにはできれば社史を作り会社の遺伝子を
共有して頂くことと「経営理念、ミッション、ヴィジョン、フィロソフィー」などを共有して頂く事を
入社の条件にして共通の価値観を共有して頂くことが大事です。

次に会社の業務内容を十分理解して頂き自社のための自社に合った仕事を行って頂くことが大事ですので
「分かるまで聞く」事を理解して頂きその行動を励行するとともに管理職は再現法を駆使して
その社員が自社の文化に合っており自社流の仕事人になれるように指導することが大事です。

なぜそのような問題が放置されたのか?

この問題が放置されてきた原因としては二つのことが考えられます。
第一に会社のルールや共通の価値観が決まっていなかったことです。
そのために異分子がのさばることが赦されてしまいました。

第二に再現法がマネジメントで活用されていなかったために、
人の目に触れることが無く放置されてしまったことです。

マネジメントではマネジャーは再現法は必須のスキルですので
誰もが使えるようにしましょう!

注意事項とは?

会社は目的志向集団であり誰もが事業目的遂行のために独自の役割を負って
働いています。ですから本来は誰もが自らに役割を確実に発揮しなければいけないし
それを確実にする仕組みが整備されて適切に運用されている必要があります。

ですから各人が自らの役割を強く認識して「決められたことを決めた通りにやる」
事を励行しましょう。