顧客をもうけさせてあげるにはどうしたらよいですか?

質問の内容と背景

この質問はある会社の役員から出された質問です。
顧客に対して「どうしてほしいか?」と自社の貢献内容に関して質問したところ
出された回答です。確かに自社と取引すれば儲かるようになるのであれば嬉しいですね。
とはいえなかなか難しい問題ですので質問されました。

この問題をどのように考えたらよいか?

この問題を考えるにあたりその会社が行っている商売そのものに関しての対応と
それ以外の項目も含めて儲かる体質にして差し上げる方法との二つが考えられます。

商売そのものではより有利な条件で取引をすることで顧客の儲けを増やす方法ですが
これは従来の取引で行っていることの延長線上ですので目新しいことはありません

商売以外の方法ではいろいろな方策が考えられます。マーケテイング構造を利用させることや
取引条件が良くなる金融商品の紹介や取引先では得られない有利な条件をグループ対応をすることで
有利な条件を引き出すことなどが考えられます。

それに加えてカクシンでは経営に関するすべての分野の過去のセミナー動画のアーカイブが活用可能
になりますので、それを活用して頂くことで社員のレベルアップを図ることが可能になります。

展開内容とは?

その会社の顧客は同じような業態で小さな会社が顧客です。しかも規模がほぼ同じですので
会社の常で同じような弱みを持っています。そこで顧客群が持っている弱みを補う支援を
行ったり、自社向けの社員教育が同じ業界故に使えますのでそれをサービスしていこうとなりました。

以前ブックオフの坂本さんが中古業界を大きくすることで自社の商売も増えるとの信念で
自社の経営計画発表会に同業他社を呼んだり、店長教育を同業他社に活用させてあげることで
業界を発展させて自社も成長しようとさえましたがその発想に近いものだと思います。

業界発想をすることで自社も成長できるのです。

注意事項とは?

一般に自社のノウハウを同業他社に知られたら損だと考える人が多いですが
それではいけません。松下幸之助さんは「ノウハウはどんどん開示しなさい。
他社はそれをまねるでしょうが自社はそれ以上に新たなノウハウを開発して
より速い成長をすることでより早く成長できる」と言っておられました。

大きなスケールで試行し、大胆に行動しましょう!