社長と社員の関係を教えてください。なぜなら社長が頑張ると社員が依存するように思えてもしかしたら何らかの法則性があるかもしれないと思ったから聞きました。

質問の内容と背景

社長がイケイケだと社員はおとなしかったり逆に社長が頼りない場合は社員がしっかりしているといった逆相関があるような気がして出された質問です。社長が社員に「こうあってほしい」と思ったとしてそうなるためには自分がどのような行動をとれば社員がそれにこたえてくれるかを知ることが大事だと思われますので押さえるべき内容です。

この問題をどのように考えたらよいか?

経営環境は「ゼロサム」ですので社長のあり方と社員のあり方は真逆の関係になります。
例えば4象限で考えます。縦軸を上がポジテイブ下がネガテイブ、横軸を右が自立左がネガテイブ
とした場合社長がポジテイブ・自立の場合は社員はその反対側に出ますので、ネガテイブ・依存になります。
なぜなら社長が頑張っていると社員は「やらせておけ」となるからです。

そうしますと社長が社員に「ポジテイブ・自立」になってほしいなら社長は「ネガテイブ・依存」
のポジションをとる必要があります。

一般にこのことは知られておらず、うまく社員を導けるポジション取りが出来ていませんので心して
知識として確実にしてマネジメントに当たってほしいものです。