社員の幸せって何でしょうか?定義を教えてくだい

質問の内容と背景

稲盛さんは「事業の目的は全従業員の幸せを追求することしかない」と言われてますが、
冷静に考えてみますと、どうしてあげれば幸せを感じていただけるか?がわかりませんし、
明確な定義を定めてあげないと説得力にかけると思い質問されました。

幸せをどのように考えたらよいか?

幸せは哲学者が言われている通り、人間にとって最も大切で誰もが求めている状態です。
しかしそれは各人が自分の感覚で感じることですし人によって幸せといえる状態が異なりますので
会社で目的化するには明確に定義してそのための方法論も示さなければいけません。
ちなみに稲盛さんは仕事で仲間からも顧客からも評価して頂ける成果を上げることが出来て
初めて家族からも信頼されて素晴らしい人間関係が形成されますので幸せを感じられるであろう
と言っておられます。

私はその考え方を取り入れて「一人前の仕事人になり自他ともに認められる状態を作ること」
と考えます。そうすれば誰とでも良い人間関係を結べることが出来て幸せを感じていただけると
思います。そのためには自分の特徴を生かして仕事においては「協力と貢献」に徹することで
その状態が作れると思います。

その為にはどうすれば良いでしょうか?

稲盛さんはフィロソフィーを血肉化することで一人前の人間に育つことが出来て
関係者と絆を結ぶことが出来て幸せになれる。と言われてます。なぜならフィロソフィーの
副題が「幸せな人生を送るために」だからです。

私は一人一人が自らの仕事に天命を感じられるように、明確な意義と目的・目標を与え
やりがいを感じられる業務設計を行いさらに時間を忘れて仕事に没頭できる状態を作り
自らやりがいをもって仕事に取り組み成果をあげて周りから感謝される状態を追求する
ことが必要だと考えます。

人生で一番多くの時間を割いている仕事で最高に充実した時間を過ごせることが幸せを
感じられることにつながると思いますし、行動原理が協力と貢献であることによって
誰からも感謝されて良い人間関係を形成できることにつながります。

幸せを感じられるには良い人間関係を形成できることが重要だと考えますので仕事の成果は
もちろんですがそうなれるための行動特性としての「協力と貢献」が大事だと考えます。