筋肉質の経営の具体策は何ですか?

質問の内容と背景

筋肉質の経営の原則という原則がなんと会計原則の中にあります。
それで筋肉質経営と会計がどのように関係するかを疑問に思われた経営者から質問を受けました。
今回はこの問題を取り上げます。

筋肉質経営の原則について考察する

筋肉質経営の原則とは?

筋肉質経営の原則というのは、贅肉のない引き締まった経営体質を目指す原則です。
そのためには資産効率を追求して無駄な資産を持たないことが求められます。
具体的には
・中古で我慢する
・投機は行わない
・当用買いの原則を守る等
が行われいます。

会計との関連性を考える

質問は筋肉質経営を具現化させる会計とはどういうものか?
ということです。
一見直接は関係がないように思えますが、資産効率という視点を持てばよくわかります。
ここでは各資産の投資効率がわかるような会計制度を作ることで
各資産を購入したあとその効果がどうかを会計を通して測定しながら効率的な資産に集約していく
ということが言えます。
アメーバ経営は時間採算でコントロールされますが、資産効率に活用すればいいわけです。

展開内容

資産効率を追求すれば良いとなりましたが
どうすれば資産効率がわかるでしょうか?

A:どれだけ役立っているかが大事なので稼働率で示せば良い。

B:付加価値に占めるその資産の貢献割合を求めて獲得した付加価値と取得原価を比較して資産効率を推測する















答え














答えはAです。
Bは実際にはなかなか実現不能ですのでAでわかります。

今日からできる実践

資産のどれかに着目して稼働率を測定できる仕組みを作り稼働させましょう

今日は資産効率を算定するための稼働率の算定方法の確立と開始です。
せっかく購入した資産でも実際には使われないケースもあります。
ここでは資産効率を稼働率で算定するためのしくみ作りです。
使用している期間や部署、使用者がわかるような仕組みを作り、資産効率が測定できる仕組みを作ってみましょう。
ただし大事な事はあまり時間がかからず簡易的に効率がわかる方法を探すことです。