入社時の約束を守らない社員への対応はしつこく何度も指導しなければいけないのでしょうか？

この問題は管理職全てに共通の課題です。一般には一度言えばそれでそれを守ってくれる人など殆どいません。個々ではなぜそうなるのか？どうすれば良いかを考えます。

個々では脳科学的な観点を理解しなければ対処出来ないので脳の捉え方を抑えた上での対応方法を考えます。
脳は「自分都合で考えます！」ですから言う人も言われる人もそれぞれ自分の都合で物事を考えますので確認し合わなければ共通のコンセンサスは得られず、行き違いが必然的に生じます。ですからその点を充分にわきまえて対応することが必要です。やるべきは確認作業と行動管理のお手伝いです。

おかしいな？と思った時にまずやるべき事は確認です。入社時にどのような趣旨でどのような約束を交わしたかを確認します。契約書があればそれをもとに共通認識を確認すれば良いのですが、無い場合は口頭で行ないます。多くの場合は入社時は入りたい一心で自分でも出来そうな条件を自ら想定して引き受けている可能性がありますので慎重に行ないます。そこがスタートです。その認識をもとにその実現をするべく日々の行動調整を行なって下さい。ここでも脳は「自分の事は分からない」という特性がありますので、飽きず諦めず、面倒でも事前確認からゴールまでの伴走を心がける必要が有ります。

人間の脳の働きを理解しておれば、諦めもつきますので、面倒でもキメ細かく指導することが大事です。最初が肝心です。早い時期に共通認識を形成して、責任感をもって自らの役割を全うする事を常態とする仕事スタイルを形成させて下さい。


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