役職者の昇進試験で合格した人たちの中で、部下がいる人といない人がいます。同じ処遇で良いのでしょうか?

質問の内容と背景

人事の基本は「公平・公正」です。管理職で部下がいるかどうかは違いをつけた方が良いと思うものの、現在の制度では違いを設けてはいません。その違和感から出た質問です。多くの会社がこの疑問にどう答えているか(事例)とどうすべきかが問われた問題です。

多くの会社は如何しているか?

多くの会社では名称と役職手当に関して差を設けています。まず名称に関しては部下がいる管理職は通常のポジションですので正式な役職で呼ぶことにして、部下がいない管理職は「専門」とか「担当」とかの名称をつけて区別しているケースが多いです。また給与や役職手当の差に関しては役職手当の違いとして差を設けている会社が多いです。

如何したか?

役職名の変更は簡単ですので今回から一律に部下がいない人を「担当」をつける呼称に変更すると共に差を最低限の3,000円の差をつけることにしました。それはたしかに気質や能力の嵯峨ある場合もありますが、たまたまの機会差であるケースもありその差を全て共通で表現するにはあまり差をつけない方が良かろうとなりました。

注意事項とは?

人事は例外が禁物ですので、今回決めたら以前から命名していた人たちにも同じ基準で適応して例外を設けないようにする必要が有ります。


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