同じような仕事をさせても関連性がわからず応用が利かない社員がいます。どうすれば応用力を身につけさせられるでしょうか?

質問の内容と背景

この質問は同じような仕事をさせてもすべてがまるで違うという認識をしてしまい、
類似点や共通点をなかなか理解できないことからすべてが別物と捉えてしまう人に対して
どのようにすれば物事の本質が理解できるようにさせられるかを問われた問題です。

能力とすればコンセプチュアルスキルの問題です。
本質をつかめるようになるのはどうすればよいかを問われた問題です。

本質をつかめるようになるには?

本質をつかむには目的を考えさせよう

本質は何かをつかむことは理解を深めるには大事なことです。
そのためには「何のために」をいつも考えることが大事です。
仕事を行う際に目的を考えながら行う人は意外に少ないのですが、
目的を考えながら行うと動機付けになりますし、やりがいにつながります。

人間の頭脳は問題意識や目的意識がなければ働かないようにできていますので、
目的を考えさせることは脳を活性化させて問題意識を持たせることになりますので、
仕事に前向きに取り組ませるためにはとても重要です。

またこれは習慣化させる必要がありますので、時間をかけてじっくりと取り組みましょう!

共通点を探させる

本質をつかむには共通点を洗い出してなぜ同じかを考えることが有効です。
同じことは目的が同じで共通点を形成していますので本質理解につながります。

抽象度を上げて理解ができない人は具体性に心が支配されていますので
どうしても違いに目がいきがちです。
違いがあって目的が同じであればその目的に対しては形態が異なっても目的は同じですので
そのような考え方を身につけさせていく必要があります。

学生時代の思考トレーニングで形成されなかった部分ですので会社で鍛えてあげる必要があります。

展開内容

学生時代の思考習慣が原因だとわかり会社で鍛えさせようとなりました。
まずは数を重ねながら同じやり方で違いの部分だけ「少し変える」ことを体で覚えていただこう
となりました。
そこで問題です。
数を重ねていくとなぜ本質がわかってくるのでしょうか?

A:慣れによって同じやり方をする部分と変えざるを得ない部分がわかってきてなぜ同じなのかがわかるようになるから

B:慣れによって恐れがなくなって来るから思考が深まりわかるようになるから。















答え















答えはBです。
なぜなら思考を妨げているのは恐れですが、
数を重ねて恐れがなくなってくれば頭が働くようになり自然にわかるようになります。
問題は恐れです。恐れを取り除けば大概の「なぜわからない?」「頭悪いのでは?」
といった問題は消えますのでご安心ください。

今日からできる実践

仕事の目的を考えさせましょう

今日の実践は仕事の目的を考えさせる実践です。
仕事ができる人は目的を考えていますが、できない人は考えていません。
今日は誰もができるタイプになれるように「目的を考える」
ことを励行させましょう。

慣れると何も考えずに惰性で行いがちですので、そうならないように
目的を考えさせて創意工夫ができるように導きましょう!