翻訳を適切に行なうには如何すれば良いでしょうか?

質問の内容と背景

部長の重要な役割に「翻訳」があります。これは経営者が経営の言語で抽象的に会社の方向性や方針を示したことを適切に解釈して、実務の言語で具体的に示すことを意味します。これが出来るには経営の言語と実務の内容、言語を理解しており変換が出来る事が大事です。しかし残念ながらこれが出来る人は少なくて、実際には「オウム返し」が行なわれてしまっています。

この質問は部長業の説明の時に出された質問であり脳の歪みや理解不足をどう補うかが問われた質問です。

なぜ出来ないのか?

これはそもそもの脳の機能の歪みである「自分の都合で曲解して捉える」という話と、経営マインドがあるかどうかとの二つの領域の問題です。脳の機能の問題はやっかいな問題です。自分では「自分は正しい」と考えているからです。ですから如何しても問題を見過ごしガチになってしまいます。次の経営マインドについては経営者に対して常日頃から如何したいのかを考えて降りそれがどのような言葉で表現しているかを興味を持って観察して当たらずとも遠からずで理解できていることが大事です。

如何すれば良いか?

経営マインドについては経営について興味を持ち経営の言語を理解できる基礎知識を身につけると共に経営者とよく話しながら如何したいかを充分に理解する努力が必要です。その上で「私はこう理解しましたがそれで良いか?」とことある度に確認しながら理解のすりあわせを行ないズレの矯正をこまめに行なう事が大事です。

注意事項とは?

油断は禁物です。余程自信をもって経営者の心の内が身透けて見えるようになるまではいくらうるさがられてもこまめに確認をする癖をつけて微調整をしていく事が大事です。


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