なぜ社長は具体的な業務をやってはいけないのでしょうか？

この話はいろいろなところで述べられていますが、言われてもピンとこない経営者からの質問です。経営者のやるべき事や会社の段階からの考察をしてみます。お付き合いください。

経営者はオーケストラで言えば指揮者のような存在です。オーケストラでは音楽作りを担当して全体の表現やバランスを考慮しながら音楽作りをします。何かの楽器を演奏しながら指揮をする人はあまり見受けませんよね。それは出来ないからです。会社も一緒です。

会社の運命は殿で誰に対してどのような価値を提供し続けるかで決まります。そのために必要なのはドメインを探すことであり、経営環境が常に変っていますので外的要因を見ながら位置取りをする事と、そこでの会社のあり方を指揮・指導していくことで精一杯になりますので、それしか出来ないというところです。

しかし会社の規模が小さくて社員数が少ない場合は別です。粉の手の会社では価値を生む実務者がそろっている必要が有りますが、人数が少なくて必要な機能を担える人材がいなかったり不足している場合は別です。その場合は社長が実務も行ない会社の価値づくりに実際に関わります。

会社の実情を考慮して、人材の集まり具合と会社の目指す方向性を考えながら「今どうあるべきか」を考えましょう。

全てはうまくいくようになっていますので、今の状態から適切な判断をしましょう。

やりたいこととやるべき事は異なります。好きな業務をいつまで経っても手放せないのでは困ります。会社の実情をよく観察しながら、自分の立ち位置を決めましょう！


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