社員に営業を任せるために注意すべき事は何ですか?

質問の内容と背景

小さな会社では営業は社長の仕事と相場が決まっています。しかし何時までものの状態ではいけません。規模簿拡大に伴い社員営業に変えていく必要が有ります。今回の質問はその段階に来た会社からの質問です。社長は命を賭けていますので社員と比較しますと別物であり比較対象ではありません。社員でも売れるにはどうすべきかを考える必要があります。

考え方とは?

オールマイテイーの社長が行なっていた業務を平社員にやっていただく事になりますので間を埋める必要が有ります。それは本来役員、部長、課長が行なうべき前提を整備してあげて営業社員が本来自分がやれば良い状態までの整備を営業業務について事前に作り上げておくことです。

内容ははドメイン定義、事業定義、組織定義、業務定義そしてそれらの支援ツールを作っておくことです。具体的には攻めるべき市場や顧客像を明確にしてその攻め方や研修指導そしてカタログ(説明しやすく、顧客を説得できるために必要な情報を整理したもの)を作っておきそれらを用いてやって頂くのです。そもそもそれを作る事が会社の方向性が明確になりますし、今後のあり方が見えてきますので是非とも通らなければいけない道のりです。

最低限やっておくべきことは何か?

会社の特徴や魅力が分かるテキストや動画などの資料と商品カタログは最低限必要です。そしてそれをすかって説明する為の事前の研修(ロールプレイング)が事前に出来たらなお良いでしょう。うまくサンプルを活用出来れば「論より証拠」になりますので効果的です。

とにかく「こうすれば決まる」という状態を作れてはじめて社員が楽しんで営業業務に携わってくれるようになります。

注意事項とは?

とはいえお願いする社員の考え方や実力により事前準備のあり方が変りますので個別対応で予定している社員が決められる状態を想定して準備をする事が大事です。(もし新規採用で対応するならばお決まりの準備(基本)が必要になりますので状況に応じた対応をお願いします。


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