業務に関する必要な知識をテキスト化したのですが、学習が定着しません。どうしたら良いでしょうか?

質問の内容と背景

学びの大切さを実感している社長が社員の事を思い自ら研修テキストを作り社員向けに学習会を開いて学びの会をやっているのですが、それを引き継いでやってくれる社員が出てこない悩みです。学習の講師は社長の仕事といった常識?が定着して社員が名乗りを上げてくれません。課長の仕事を社長から社員に如何にしたら委譲できるかが問われた問題です。

問題のありかを探る

管理職を育てるにはまず適任がいるかどうかが問題となり、いるとしてどのように育てるかが問題になります。順を追って説明します。

管理職は向き不向きがあります。職人タイプがほとんどの日本人ではなかなか適任がいないのですが、あまり得意ではないにしてもやっていただける人を見いだすことはさほど大変ではありません。実際その会社にやっていただける方はおられます。次にどうするかです。正式に課長にするにはその課の業務を全てマスターさせてから業務を標準化させて自分がやりながら指導する形を目指します。しかし今回は学習だけの問題ですのでそのテーマだけの特任で適任者にお願いすれば良いので動機づけの問題です。社長の仕事ではなく持ち回りで行なうことで誰もが意識を高めることを目指せば良いでしょう。

動機づけ方法とは?

教育の世界で昔一斉を風靡した考え方があります。グラッサークオリテイースクールです。これはグラッサー教授が提唱した考え方です。テストでは100点になるまでヒントを与えたり調べ方を教えて誰もが分かる楽しみや学び方を学びクラス員全員が協力して全員で合格点を求めるのです。そうしますと学びの楽しさをしり全員が寸暇を惜しんで勉強する様になるという教えです。

注意事項とは?

勉強の世界ではピグマリオン効果が提唱されています。これは生徒の成績は先生次第だというのです。つまり先生が生徒が優秀だと思えば成績が良くなりダメだと思えばダメになるのです。くれぐれもこの点をわきまえて指導してください。


セミナーにご興味のある方は下記リンクをご覧ください。
https://nagayama-kakushin-leaders.com/lp/businessmodel/