なぜ責任権限のコンセンサスが必要なのですか?

質問の内容と背景

課長業の講義の中での質問です。第一回目で「責任権限のコンセンサスを関係者全員で行なうべし」というテーマで出された質問です。担当者、課長、部長、役員、社長との間で各人の責任権限を統一認識にする必要があると言うことに対して「そこまでやらなくともいいのではないか?という感覚の人から出された質問です。感覚は人によって違いますのでそれを統一するにはどうしたら良いかが問われた質問です。

なぜ必要か?

これは脳科学の問題です。つまり脳は自分の都合で考えますのでもし誰もが同じ情報を得てもそれに対する認識は全員が違います。誰もが自分の物差しで判断しますので、認識のズレが生じます。したがって「言った言わない」になったり「お見合い」が生じたりしてしまいます。そのため境目においては事例も交えて意味の共通認識をしたり、注意してお互いに確認し合う習慣を身につける必要があるのです。

どうすればよいか?

関係者全員が共通認識を持てるにはまず必須事項として責任権限表を作る事が求められます。これは規定類の中で最も重要なルールであり組織の役割分担を示した物ですのでまずそれを作りましょう。しかしその表を見ても人によって解釈が異なりますので理解のための研修を行ない境目においては境目の定義とそこでは確認し合う習慣づけをおこないます。これは日々の業務の中で日常的に行ないそこで問題になった事例はその都度記録して研修で確認する事も励行しましょう。

注意事項とは?

会社でのコミュニケーションでは「脳は自分の都合で考えるので必ず確認し合うことが必要だ」ということをだれもが強く人認識する必要があります。


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