我が社の役員は社外役員だけです。プロパーでは役員になれる人材が育っていません。問題はありませんか?

質問の内容と背景

この会社は自分の知り合いの経営者に社外役員をお願いして自分の暴走を抑える役をお願いしています。しかしあるときプロパー社員は役員への道の目標がなくなりかわいそうではないか?と意見されて不安になって質問されました。どのように考えれば良いかが問われた問題です。

役員は必要か?

会社では経営者は絶大な権力を持ちますし、会社は社長次第ですのでガバナンス構造が必要です。その意味では社長の暴走を押える役員は必要です。社員で役員をはれる人がいればいるにこした事は無いのですが、いない場合は社外から持ってくることが必要になります。このことに関して松下幸之助さんは「経営者は怖い人を持ちなさい」として暴走をおされる必要性を説いておられます。その意味では問題が無いと思います。

社員にはどう説明すれば良いか?

「本来はプロパーから役員を出すのが原則であり自分もそうしたいのだけれども今はまだ残念ながら皆様が自分の暴走を押えられるには役不足なのでっその旨を分かって欲しい」と説明しながら社員への期待を述べれば良いのです。

注意事項とは?

社員は社長から大事にされているという肌感覚を持たせる必要がありますので真摯に説明して納得して頂く必要があります。


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