私は部長ですが、具体的な指示を出せるほど実務に詳しくありません。どうしたらリーダーシップが取れるでしょうか?

質問の内容と背景

これは実務力はないけれど人望があり社長から評価が高い人が部長になって感じられている悩みです。一般に上位職はより詳しくて適切な指導が出来る必要があると考えられていますが、実際は全て備えている人などいませんので自らの力を是としてその中で方策を見いださなければいけません。その際の考え方を問われた問題です。

どう考えれば良いか?

部長は組織の責任者であり、実務の責任者である実務に詳しい課長を使って部門経営を行なう人です。したがって自らが実務に精通している必要はありませんが「どうあるべきか?」は分かっておりその次元が課長よりも高いので課長がしたがってくれる関係性を作る必要があります。しかしそこもままならない場合は情報が集中する地位を利用した仕事をすれば良いのです。つまり方針を示して情報を収集してその中から正しそうな情報を部下と相談しながら集約してそれを下に決断すれば良いのです。

方針はどのようにして出せば良いか?

この方は社長からの評価が高いので社長とは充分にコミュニケーションが取れる関係にありますので社長と相談しながら社長の方針で自分が任されている部門にとってあるべき方向性を見いだしてそれを伝えれば良いのです。会社は社長の考え方で経営しますので下手に詳しくて社長と違うことを言うよりは分からないので社長の力を借りる方がよほど正しいのです。

注意事項とは?

実務力が劣っているといって決して自分を卑下してはいけません。社長から評価されてその地位を任命されたので自信を持って自分で出来る事で自分ならではの貢献方法を考えましょう。その際利用できる資源は全て活用すれば良いのです。そうすればへたに自分が出来るよりは出来ないのを受け入れて開き直ればかえって多くの人の力を借りられますのでよりよい仕事が出来ます。自信を持って下さい。


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