顧客のためを思って「何か困りごとはないですか？」と質問しても「無い」との回答しかかえってきません。どうすればよいでしょうか？

事業を推進するには顧客の困りごとを知りその改善を提案することが全てですが、いくら聞いてもまともな回答が得られませんので、困ってしまいます。今回はなぜ教えていただけないか？そしてどうすれば分かるかを整理します。

教えていただけない理由を2つの観点で考えます。
1，本当に分からない：実はこれが多くのな合いに当てはまります。我々は現実に流されてしまいがちですので、問題がある環境にいてもそれに慣れてしまえば感じなくなってしまいます。したがってよほど問題意識を持ちながら意識的に改善活動をしている人以外はなかなか問題意識を持っておらず答えられないのが普通です。

2，怖れから関わりを持ちたくないとする場合：これも一定数量あります。人は怖れを極度に嫌がりますので少しぐらい問題があっても言ってくれないことがあります。

ビジネス上のほとんどの問題が怖れによりますので、「顧客にとって何も損がなくてやらない理由が無い状態を作る」事が大事です。そのためには無料診断を行ない顧客の実体を調査させていただき無料で診断書を出すことです。顧客に取ってみれば無料で健康診断が出来て問題点を把握出来ます。それを自分で直せるなら丸儲けです。しかし自分では出来ないがなんとかしたいとなればお願いすれば良いのです。そうすれば一切の問題はありませんので両者にとってのＷｉｎ－Ｗｉｎの関係が出来ます。

無料診断を行ない診断書まで無料で出すとなれば「もったいない」となりますがそうではありません。営業を行ない相手に信用していただくには時間と労力がかかりますがそれと比較すると一概に損だとはいえません。検討されては如何でしょうか？


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