私は部長ですが、部下から「もっと働いてくれ」と要求されました。どうやらマネジメントを仕事と考えてないようです。どうしましょうか?

質問の内容と背景

これは実務者にも管理者にも言えることですが、「実務だけが仕事だ」という誤った考え方を持っている人が多く存在します。このケースでも要求者である実務者は当然として部長もマネジメントを仕事と考えていないことから、自信を持って反論が出来ません。どう考えてどう行動したら良いかが問われた問題です。

どう考えたら良いか?

マネジメントは立派な仕事です。しかも実務を効率的に行なわせてより大きな効果を得るための大事な仕事であるために実務以上に大事です。ですから上級社員が任命されるのです

課長は課の責任者であり、課の業務の品質管理と一人前の社員を育成します。結果もし課長が実務を行なったとしてせいぜい2人分の仕事の成果しか出せませんが、マネジメントだと4~5人分の成果が期待されます。

部長は組織の責任者です。仕組みを実務者が動機づけされて会社が求める仕事を行えるように仕組みを改善したり課長を育成してより効果を求めます。10人程度の成果を得られます。

このようにマネジメントは間接業務ですが組織がより有効に機能できるようにするのが仕事であり立派な成果をもたらすのです。自信を持ちましょう。

どう対応すれば良いか?

「残念ながらあなたは間違えています」としてマネジメントの重要性を自信をもって説きましょう。はじめは分かってくれなくとも、課長や部長の働きで自分が成長したり、実務品質を向上させていただけていたり、動機づけがなされている事を実感出来れば分かってくれる時が来るでしょう。

注意事項とは?

管理職が自らの仕事であるマネジメントの価値を充分認識する事が出来てはじめて切り返せますので、その認識を強く持つことが大事です。頑張ってください。



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