昼休みは元気なのに仕事が始まると居眠りをしてしまう社員がいます。どうしたらよいでしょうか?

質問の内容と背景

この件は社員で逃避行動が激しくて誰もが手を焼いている社員への対応策を
問われた問題です。今回の事案では「無呼吸症候群」である可能性がありますので
病気なら治療をさせる指導が必要ですし、単なる逃避行動であれば本人に実態を
把握して頂いて「直したい」と決意して頂き行動を改めていただく必要があります。
ここでは関係者にどのように認識して頂くとともに、関係管理職や社長が如何に行動
するべきかをお伝えします。

押さえるべき項目と内容とは?

居眠りをする原因を考えますと第一に無呼吸症候群である可能性があります。
その場合は治療が必要ですので病院に行って頂き医師の指導を仰ぐ必要があります。

次に興味がなかったりやりたくないので仕事をしなくてもよいように「こいつはダメだ」
と会社に諦めさせて楽をしたいと無意識に行動している場合です。
人間は興味があることには能力を発揮しますが、興味が無いことややりたくないことに対しては
逃避行動を取ります。この会社の場合は、「低能で支配する」行動をtる社員に対して
実質的には赦す行動(クビにせず、出来そうな事をやらせてほぼ成果がでなくとも給与は
普通に与えている)をとっているので、赦される範囲でお茶を濁しています。
その場合は給与見合いの働きをしておらず会社や仲間に迷惑をかけていることを伝えて
本人に「こんなの嫌だ直したい」と思って頂く必要があります。

管理職や社長の心構えや取るべき行動とは?

今回の問題は第一義的には本人の問題ですが、第二義的には直属の上司
そして最終的には社長の問題です。各範囲での責任者が自らの責任を果たすには
自らの責任で問題解決を図る必要があります。

できれば直属の管理職が、病気の可能性を示唆して病院に行って頂くと共に
その人の役割を再確認して達成して頂くための方策をお互いに考えるとともに
自己責任で逃避せずに役割を果たせるように伴走する必要があります。

社長は管理職を通じて逃避行動を認識して頂き直していただけるように指導する
必要があります。

会社は目的志向集団でありぶら下がり社員が存在できる組織ではいけません。
厳しくマネジメントする必要があります。

注意事項とは?

問題児対策においては本人に責任を押し付けるのではなく直属の課長、部長、役員、社長にも
責任があります。なぜなら自分の責任範囲で起きている問題だからです。ですから課長が頑張り
それで無理なら部長→役員→社長と順に責任を負う必要があります。
自分事と捉えて対応しましょう。