私が実務に疎いことを理由に、社員が言うことを聞いてくれません。どうしたら良いでしょうか?

質問の内容と背景

後継者が就任当初に抱える問題です。社員は自らの仕事に精通しているし、プライドがあります。一方社長ではあっても、業務については素人である自分(社長)が言うことに対しては納得出来ていないからかなかなか言うことを聞いてもらえず、悩みになっています。この状態をどのようにして脱出したら良いかが問われた問題です。

何がどう問題か?

人間は選択権は自分にあります。(選択理論)したがって社員が社長の言うことを聞いた方が良くなれる。(自分が成長出来るし会社の業績にも貢献出来る)と思っていただける必要があります。そうなれていないのが問題ですので、その状態を変革して「言うことを聞いたら得だ」と思っていただける状態を作ることが大事です。

如何すれば良いか?

社長がいくら社員と実務の実際の能力で張り合ってもとても勝ち目はありません。しかし、会社を最も愛しているのは社長ですし、高い視点で考えているのであれば、いつかは納得していただける時が訪れます。そのためには胸襟を開いて納得するまで聞く事です。聞いて聞いて聞きまくることを通して社員は視点の違いや社長のポテンシャルを感じてくれるでしょう。そうすればまずは協力して下さるようになるでしょうし、次に「出来ないくせに凄いな」と分かっていただけて、さらには「社長の言うことを聞こう!」となります。まずは聞けるかどうかが信頼関係を形成できるかどうかの分かれ目です。

注意事項とは?

信頼関係を作れるかどうかが問題です。そのためには前提として①仲間だと思って頂ける事②自分を優秀だと思ってくれていることです。それを端的に表現する事が「分かるまで聞けるかどうか」です。頑張って頭を下げて聞きまくって下さい。


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