営業の固定残業をなくして全て個別に申請、承認、支払いを行なう事にしました。注意事項を教えてください。
質問の内容と背景
本来残業代は各個人別に、ルールに従って、申請、承認、支払いを行なう事になっていますが、それだと手間がかかる、効率が悪い人が多くの残業代を稼ぐ、管理職が適切な承認作業が出来ない等の問題から一見正しそうで不公平が生じてしまいます。そこで特に営業ではできるだけ勤務時間は営業活動に専念するようにと、勤務時間終了後の必要な事務処理の時間を算定して固定残業として支払う会社が一定数あります。その手の会社で制度変更をすることになり出された質問です。

不公平が生ずる原因と対策とは?
国の政策は能力評価ではなく時間評価であり、時間が賃金を決める基準になっています。しかし実際には効率が良い人は短時間でこなせるのに対して、効率が悪い人は無駄なことに多くの時間を使い時間で評価したらいわば「暇つぶしと落書きに給与を払っている」事になり不公平が生じてしまいます。そこでそれを解消するには管理職が部下の仕事内容を理解しており適切に指導・育成・評価が出来る必要があります。ですからここでは管理職のあり方が問題になります。
如何すれば良いか?
管理職が身につけるべき能力は再現法と伴走です。再現法は部下の仕事内容をブラックボックスにはせず、実体をありのままに聞き出して指導が出来る技法です。これなくして部下の業務実態や取り組む姿勢が分かりませんので適切な指導・育成・評価が出来ません。
伴走は部下と上司の役割区分を明確にして(課題の分離)部下が確実に自らの力で目標達成が出来る様に一緒に走る技法です。愛情がなければ出来ませんし、適切な判断が出来なければ、課題の分離をしながら指導することが出来ません。ですからこれらの技術を身につける必要があります。
伴走は部下と上司の役割区分を明確にして(課題の分離)部下が確実に自らの力で目標達成が出来る様に一緒に走る技法です。愛情がなければ出来ませんし、適切な判断が出来なければ、課題の分離をしながら指導することが出来ません。ですからこれらの技術を身につける必要があります。
注意事項とは?
再現法や伴走が適切に出来る管理職は殆どいません。したがってまずは社長が自ら体験しながら管理職と一緒に出来る様に学ぶ事が大事だと思います。
セミナーにご興味のある方は下記リンクをご覧ください。
https://nagayama-kakushin-leaders.com/lp/businessmodel/
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